瀧口夕美「民族衣装を着なかったアイヌ」

本書の著者、瀧口夕美は1971年阿寒湖畔のアイヌ・コタンで生まれました。父は和人、母はアイヌ、家業はみやげ物屋。北海道ブームでにぎわう観光地のまっただなかで、少女へと成長していくことになりました。
観光地での商売のためには、身近な誰もがアイヌの民族衣装を身につけて働きます。けれど、日常の自分たちの暮らしに戻ると、誰もそんな格好で生活していない。
珍しげに見知らぬ観光客からのぞき込まれたり、学校のコドモ同士ではいじめられたり。自分にとって「アイヌ」でいることは避けようのないことでありながら、はっきりとした像も結んでくれないものなのでした。
わだかまりを残したまま30数年が過ぎ、いまは編集者となって働く東京から阿寒湖畔のアイヌ・コタンに帰省して、あるとき、ついに彼女は切りだしました。
「ママは、どうしてここにいるの?」──。
北海道で、サハリンで、人生を重ねた北の女たちが、口ぐちに彼女へと伝えはじめた、それぞれの歴史。

188×130mm、224ページ、モノクロ、ペーパーバック、2013年。

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販売価格 2,750円(税込)
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