畠山直哉「陸前高田市東日本大震災遺構」

畠山さんが、出身地である陸前高田市の市役所からの依頼により、2020年の夏にデジタルカメラを用いて撮影した、旧道の駅高田松原(タピック45)、気仙中学校、下宿定住促進住宅1号棟、陸前高田ユースホステル。
この4つの震災遺構は、解体されてしまった他の建物と異なりたまたま死者が出なかったため、東日本大震災が起こった10年前のままびっしりと土が詰まっていた。今後は、市が公開を前提に保存整備を行う予定となっている。
その前に内部が詳録されたこれらの写真は、それぞれ人々の意識や記憶の間の「扉」となり、大きな時間の中でどのような風景に開かれていくだろうか。大きな時間に対する、紀要として差し出される一冊。

295×208mm、160ページ、ペーパーバック、カラー、2022年。

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販売価格 3,850円(税込)
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