オオヤミノル「喫茶店のディスクール」

京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。

情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。

仮フランス装の瀟洒な造本にくるまれた、忌憚のない本音トーク。

178×130mm、144ページ、ペーパーバック、モノクロ、2023年。

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販売価格 1,870円(税込)
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